広東省で採石場跡が発見 世界最大の水中生産遺跡に
「人民網日本語版」   2009-02-26

 

 広州市のある潜水サービス会社によると、仏山市南海西樵山の石燕岩洞窟で同社はこのほど、数10万平方メートルにわたる水中採石場跡を発見した。同社はここ1年余り、洞窟潜水の専門家を組織して石燕岩洞窟への潜水考察を重ね、珍しい水面下の映像を撮ることにもしてきた。広東省の水中考古学専門家の鑑定によると、今回発見された採石場跡は、これまでに中国で発見された水中古代生産遺跡のなかで、最も大きく、最も整った、最も壮大なものとなった。「南方日報」が伝えた。


 考古学専門家の張松氏はさらなる鑑定のため、深い水中洞窟へと自ら入り込んだ。1時間の水中探険後、張氏が水面に上がってから最初に放ったのは、「すごすぎる!」という一言だった。規模から言えば、西樵山石燕岩の水中採石場は数10万平方メートルの面積を持ち、スペインのイタリカ遺跡を超える迫力を持つ。



 「西樵山は新石器時代、南方を代表する大規模な採石場であり、石器製造拠点でもあった。1958年に発見された西樵山文化遺跡は西樵山の東南斜面と中部に位置し、中国新石器時代の三大石器製造場所跡の一つだ。中山大学や広東省博物館などの発掘を経て、さまざまな文化物が出土した。石器加工に使われた道具では、石台や石槌、仕上げ用ハンマー。石器生産に使われた道具では、石斧や削器、石スコップなどが出た」と考古学者は語る。今回発見された水中採石場跡は、少なくとも宋代(960--1279)にはすでに使用が始まっていたと見られる。



 水中古代採石場跡が眠っていた洞窟の底は依然として部厚い土砂で覆われている。考古学者によると、この土砂の下にはさらなる秘密がひそんでいる可能性がある。古代の職人が残した採石道具や、古人が洞窟で使用した皿などの生活用品が出るのではとの期待が高まっている。(編集MA)